い ろ な ぶ り

tsubaki rocka
つぼみ
tsubomi.jpg

先日横浜へでかける機会があり、バラをたくさん撮影してきました。
写真をきちんと撮ったことはなかったのですが、撮影の仕方を教わりながら、
自分でも驚くような色を撮影することができました。

写真もまだまだ勉強が必要です。



いつも写真を撮って下さっているあらかわたくやさんが、この度ブログを開設されたとのこと。
http://ameblo.jp/arakawatakuya/
下北沢素今歩さんでポストカードの販売も始めたそうです。



日々だんだんと暑くなっていきますね。
ツツジもバラもいつの間にかまた来年。
次はなんの花を撮ってみようかな。


| 椿六花 | 散文 | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
平成枯れススキ
ススキの頭はすっかりただの白髪になって
みすぼらしい姿をさらしている

小柄な彼女はこざっぱりした紺色のパーカーを着込んで
白髪に彩られた川辺に遊ぶ

彼女は24で
大学出たけど友達はいないのと言う
酔っては男は僕が初めてだと言う
毎日パソコンに向かい書類にまみれ
時々吸う煙草は
あまり似合わない

夜になれば真っ暗な天井に
彼女のかぼそい手を泳がせて遊ぶ
滑らかな肌よりその白さが僕は好きで
暗闇に慣れた視界にその影が踊る様を眺めて一晩が過ぎる
時々閉め損じたカーテンの隙間から月明かりが注いで
照らし出された彼女の身体の白さに
意味もなく感傷的になったりする

小柄で痩せぎす
話もろくに続かないのに
僕と彼女は並んで眠る
朝目覚めれば僕らは二人
昨日と同じ顔で昨日と同じ場所へ通って行く

ススキが朽ちていく
川の水面はキラキラと
冬の光を反射して流れる

なんだか何も変わっていかないような気がする
来年もまたこの水面を眺めている気がする
僕はきっと女に飽きている
女の手の甲は今年より黒いだろう

老いた経験もないのに
老いることだけは知っている
一人を愛し抜いたこともないのに
愛だの恋だの歌を歌う
女のことを知らないのに
女のことを知ったと思う
女は僕を知ろうとしている
僕はそれを女の老いだと思う

僕は飯を食い働き眠る
老いを知る女の隣で
僕は飯を食い働き眠る
死に行く女の隣で

家へ帰る
先に帰った女がカーテンを閉めている
料理の入った皿を並べながら
続かない会話を女が始める
僕はススキの白髪を思う


白飯は口の中で埃に変わってしまった
| 椿六花 | 散文 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
独身OLナツミ26歳文学部卒
朝 いつも通りの通勤経路
蒸れた南武線の車窓から見える
何の変哲もないアパートの窓へ
女を一人 置いてみる

女は男を待っている
人生一の恋に身を焦がしている
男には可愛い妻がいるだろう
女は田舎から出てきて
身寄りはないのだ
痩せた身体に男の子供を身ごもっている

不幸と幸せの入り交じる空想を
散らかしながら通勤します
同じ車内の老若男女
みな等しく不幸で幸せでしょう

男の幸せ女の不幸
女の幸せ男の不幸
天地創造の頃より決まっております
心に想う貴方の幸せは
願えば願うほど私から遠ざかる
こんな身体喰い破って
俗にいう魂とやらになれたなら
性も欲もない存在になって
貴方の傍に添えるでしょうか

性懲りもなくまた恋なんてして
じんわり暖まる心の在処に気付いたりして
ああもうビール飲んで寝たい

仕事はちゃんとするけど
それ以外の時間は貴方のことを考えていたい
幸せとか不幸とかもうどうでもいいので
今こうして素直になりゆく恥ずかしい我が身を
愛でて欲しい

私の身体が分子とか原子とかそういうレベルで
分解できて再結合が容易だったら最早
空気中の塵に混ざって貴方の鼻から体内に
侵入している
鼻がムズムズした後下半身がなんだか
気持ちよくなってきたら
わたしの仕業だと思って下さい

ああわたし完全に恋をしている!
わたしの朝がきらめいている!!

「武蔵溝ノ口!!」


下車す
| 椿六花 | 散文 | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
花一輪
肉の削げた頬と 燻らす煙草の煙と
往き交う人の姿追う瞳 あどけない頬杖
探りきれない生活と 眼前に広がる夢

手を伸ばせば 掴める
いえ 勘違い
細い指先は
世界の全てに触れうる感性
この世の全てを憂う 現の権化

花一輪では持て余す

それでも花は 咲いていましょう
時には開きかけの蕾となって
その指先に暴かれましょう
時にはただ首をもたげて
香りを風に任せましょう

そっと抱いた心を 言葉を
他の誰にも穢されませんよう
疲れた身体を小突き回すような生活に
その背中が傷付き倒れてしまいませんよう

花は ただじっと咲いております
うつろう季節を愉しみながら
時に こっそり姿態を変えながら
花はただ じっと咲いております


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明日から一週間、ちょっと身体のメンテナンスに出かけます。
詩や日記をメインに更新できればと思います。


まだまだ暑さは続くようですが、もう凛とした冬の空気を思って、
わくわく胸躍らせる旅立ちです。







| 椿六花 | 散文 | 03:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
わたしとわたし
 わたしとは違うくちびるで

決まった朝のあいさつをしたあなた


脳の奥で夜の記憶が消滅する


わたしはどうも この青空が向いていないようで
あなたを置いて乗る 満員電車
あなたのいない車内 床ばかり見てる
あなたは何て言う? こんなわたし


わたしほんとうははだかでいたいの
あなたも見た事のない はだかでいたいの
わたしだけのはだかが欲しいの


鏡がなければ自分の顔も見られないわたしは
どうも内省的になりがちなようで
人の目を通して自分の目を気にしてる


語呂の良い音楽を聴いて
気を紛らわすのも 飽きる
おいしいものを食べて
心を満たすのも 飽きる
可愛いを作ったって
何も変わりはしないみたい


わたしほんとうははだかでいたいの
あなたも見た事のない はだかでいたいの
わたしだけのはだかが欲しいの

わたしだけのわたしが欲しいの


したい したい

はだかのわたしとしたい

したい したい

はだかのわたしといいこと したい


はだかのわたしとひとつに なりたい


ろまんちっく ろまねすく

はろー ぐっばい あいへーちゅー

らぶ へいと あい まい みー

| 椿六花 | 散文 | 01:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
感謝
 自分の気持ち悪いところ醜悪なところ腹割って話したとき、

「あなたには絵が描けるんだから、もっと表現すればいいよ」

と言ってもらえて、すごく楽になりました。



狂気とか醜悪さは忌むべきものだけど、狂気と純粋さは兄妹みたいなもので、
根本的に繋がってるんじゃないかと思います。
毎日毎日、狂気や猟奇、色情を何か美しいもの(わたしにとっては)に昇華
した人たちの作品を見て、そんな自分が励まされていると感じます。


子供の頃から人に言っちゃいけない、自分は一人だと思ってきたけれど、それは
みんな自分が世間知らずだったからなんだなと思いました。


笑って喋って誤摩化そうとやってきたけれど、もうそんなことしなくてもわたしは
ただ自然でいればいいんだと思うことができました。
隠すでもなく、話すでもなく、ただ気持ちに身を任せていればいいんだなと。


前述の言葉をわたしにくれた友人、声をかけて下さる方たち、共感して下さる方たち、
ありがとうございます。


拙いものですが、絵を描いていて本当に良かったです。


| 椿六花 | 散文 | 01:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
せいんと☆らぶ

何もないよ 何もない
君の他に何もない
何も要らない
君がいればいいよ
すばらしい世界
君の言葉を集めて 僕は教典を作った
満足だよ 大満足だ

隠しておかなくちゃ
美しい君 僕の部屋の隅へ 美しい絹にくるんで
笑わなくていいよ
笑ったら奴らに気づかれて
僕の部屋から引きずり出されてしまうよ

なんて無垢な君
僕しか知らない 僕のことだけしか見えない
君のことを部屋の窓から覗く薄汚れた視線
キャンディーをちらつかせて君の心を揺らそうとする
遮断 拒否 否定
隔離する
そういう時 僕には君にキャンディーを買ってやる余裕はない

カーテンの隙間から時々外を見るだろう
イライラする

冷たい肌は僕が撫でれば燃えるのに
熱に潤んだ瞳はカーテンの外を見ようとする
分裂してる
イライラする

次は箱だ
狭さと盲目の中で
君はもっと綺麗になる

知ってることなんてほんの少しでいい
外には強くて獰猛な獣がウロついている
奴らの毛並みに興味があるの
君はバカじゃないの
イライラする

キャンディーより優秀な愛がここにあるのに
僕の脳で描かれることで君はもっと綺麗になるのに
隠しておかなくちゃ
差し込む光に身体を投げ出せば
ただの女になってしまう

暗くて狭いこの部屋で
黄金比を守る彫像みたいな二人を描こう
絵画みたいに 神話みたいに
固執し合って 孤独はなく
すばらしい世界
僕は君の鏡だよ 瞳の奥 描く君の姿
それが君だよ
濾過された君は 
こんなに綺麗だよ








明日は写楽を見に行きます。楽しみうほほ。
最近ネット通販でペリカンの子供向け万年筆ペリカーノたんを買いました。かわいいうほほ。
ペンケースの中身を自分の好きな物だけにしておしゃれぶるのが大好きです。
字を書いたり絵を描いたりするのは、それがどんなに稚拙なものでも知性に溢れた事だなあ
と思います。頭の中でグツグツ煮え立った修正不可能な妄想を無修正でガリガリと紙やなんか
に垂れ流していく作業。頭の中で見ているものを現実に写せないもどかしさと、この手と目
の信用できなさ。忌々しいけれどきっと気持ちいい行為。自分の中で相反する何かがいるっ
てことは、もしかしたら一生孤独じゃないって事なのかもとか。
多分自分の半身を取り戻したらさみしいんじゃないか、と思う。

男の子を好きになると一緒になりたい二人溶けてぐちゃぐちゃに混ざってわけわかんなくなっ
ちゃいたいとか思ってしまうけど、二人が本当に融合したりしたら孤独だろうなあ。

今日はお盆だったのでお寺に行ったんですが、いつもの「執着するな」という教えが掲げて
ありました。いつも一理あるなと思いながら、でもなんてつまらないことだ、とも思う。
死ぬ、って思ったときにみんな捨てることにして、それまでは欲しがっていようかな。
でもきっと死ぬ間際になれば「死にたくない」とか言うんだろう。

もう、素直じゃないんだから☆



| 椿六花 | 散文 | 02:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
終末妄想
たくさん生まれて
たくさん死んで

わかったり
わすれたり

生み出したり
滅ぼしたり

いつか見る終わりを恐怖したり
あるいは夢想しながら

最後のひとりになるために

わたくしたちは生きているのではないかと


燃え尽きた惑星の光を
今となってこの瞳に見る

夏の夜



最後のひとりは
わたくしたちの結末


その頃には
貴方とわたくしも
誰にも知られぬ歴史となって
きっとひとつになれるでしょう


いつか原始のひとつへ戻るのだから
わたくしはただ
きちんと消えていくだけです
| 椿六花 | 散文 | 02:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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