い ろ な ぶ り

tsubaki rocka
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屋根裏
足フェチ.jpg

心のないおんなだが この白い肉の内には俺と同じく血が通っているのかと思うと
まだ何かはなせるのではないかと 考えてしまう
情のないおんなだが この熱い肉の柔らかさは俺をいたわり受け入れるためではないかと
また要らぬことを 期待してしまう
これは人の身体をした人形だ 心など生まれたときに落としてきたのだ
俺はこの完璧で滑らかな肉体を 安い玩具のように扱えば良いのだ
好きな時に汚らしく抱いて 要らなくなったらブタのように殺してもいい
階下に居る低能な書生にくれてやってもいいだろう
あれはいつの夜だったか 月の美しい 叙情的な夜だ 俺の嫌いな夜だ
籐椅子に座らせたこの女の頬に月明かりが注いだ 白くもの憂げな光だ
その中でこの女が微笑んでいるように見えた 死んだ肉の塊が笑っていた
俺の残忍な心は壊れてしまった もう俺は使えない
うすら気味の悪い 生温い感情が 下腹から脳天へ突き上げてくる
数多の文筆家を 詩人を 芸術家を殺した これが女か
どうしたらこの女は笑うのだ あの月夜の晩のように どうしたら
どうしたら
どうしたら
どうしたら


| 椿六花 | イラスト | 01:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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