い ろ な ぶ り

tsubaki rocka
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みみず
 





それはひまわりの枯れた頃

夏の終わりの茶色い景色
蝉も死骸ばかりになって

秋の準備としての終わりが巡ってくる


僕は恋に堕ちていて
あなたは愛に堕ちていました

幼い僕の拙い感情を その胸に受け止めて
あなたはいつも愛に悩んでいたのですね



女の人はどうして
綺麗なまま妻になりますか
女の人はどうして
愛おしいまま母になりますか


僕があと数年 早く生まれていたなら
あなたを迎えることができたのでしょうか




いいえ わたしたちはもう初めから決まっていました
わたしたちは世界の意志
どんなに巡っても一緒にはなれないかもしれない

この世の量は決まっているから
わたしとあなたはこれまでもずっと輪廻転生を繰り返して
その度により良い子どもを残すために
何か大きな力によって かけあわされているに過ぎません
何度も何度も気の遠くなるような年月をかけて
最後の一人を生み出すために

わたしたちは巡っている






それならばなぜ あなたは愛しているのです
夫の元へ帰り 子を抱くときの美しい笑顔
僕に見せる 目眩のするような微笑み
憂いの影も 明日への不安も あなたの前にはかすむのです

僕は来世もあなたの元へ巡ってきましょう
僕は何度でも あなたの前へ現れましょう



嗚呼 馬鹿なひと

そんなだからわたしたちは終れない
愛だの恋だのとまやかしに溺れて
愛のため正義のためと殺戮に溺れる

わきまえなさいませ
生んで終っていけばよい
自分の意志などまやかしだわ





もう一度僕に抱かれて同じ言葉が吐けますか


嗚呼

もうやめて 憎んで好いから もうやめて




焼けたコンクリートの上で
2匹のミミズが絡み悶えている
灼熱地獄に身を焼かれながら
それでも隠れていられない

愚か


後には何も残らない








| 椿六花 | イラスト | 19:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
てっかてか

チャイナたん





















女体を巧みに描けないよ!
 
| 椿六花 | イラスト | 03:57 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
口紅









過去の功罪に首を絞められる毎日
| 椿六花 | イラスト | 07:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
せいんと☆らぶ

何もないよ 何もない
君の他に何もない
何も要らない
君がいればいいよ
すばらしい世界
君の言葉を集めて 僕は教典を作った
満足だよ 大満足だ

隠しておかなくちゃ
美しい君 僕の部屋の隅へ 美しい絹にくるんで
笑わなくていいよ
笑ったら奴らに気づかれて
僕の部屋から引きずり出されてしまうよ

なんて無垢な君
僕しか知らない 僕のことだけしか見えない
君のことを部屋の窓から覗く薄汚れた視線
キャンディーをちらつかせて君の心を揺らそうとする
遮断 拒否 否定
隔離する
そういう時 僕には君にキャンディーを買ってやる余裕はない

カーテンの隙間から時々外を見るだろう
イライラする

冷たい肌は僕が撫でれば燃えるのに
熱に潤んだ瞳はカーテンの外を見ようとする
分裂してる
イライラする

次は箱だ
狭さと盲目の中で
君はもっと綺麗になる

知ってることなんてほんの少しでいい
外には強くて獰猛な獣がウロついている
奴らの毛並みに興味があるの
君はバカじゃないの
イライラする

キャンディーより優秀な愛がここにあるのに
僕の脳で描かれることで君はもっと綺麗になるのに
隠しておかなくちゃ
差し込む光に身体を投げ出せば
ただの女になってしまう

暗くて狭いこの部屋で
黄金比を守る彫像みたいな二人を描こう
絵画みたいに 神話みたいに
固執し合って 孤独はなく
すばらしい世界
僕は君の鏡だよ 瞳の奥 描く君の姿
それが君だよ
濾過された君は 
こんなに綺麗だよ








明日は写楽を見に行きます。楽しみうほほ。
最近ネット通販でペリカンの子供向け万年筆ペリカーノたんを買いました。かわいいうほほ。
ペンケースの中身を自分の好きな物だけにしておしゃれぶるのが大好きです。
字を書いたり絵を描いたりするのは、それがどんなに稚拙なものでも知性に溢れた事だなあ
と思います。頭の中でグツグツ煮え立った修正不可能な妄想を無修正でガリガリと紙やなんか
に垂れ流していく作業。頭の中で見ているものを現実に写せないもどかしさと、この手と目
の信用できなさ。忌々しいけれどきっと気持ちいい行為。自分の中で相反する何かがいるっ
てことは、もしかしたら一生孤独じゃないって事なのかもとか。
多分自分の半身を取り戻したらさみしいんじゃないか、と思う。

男の子を好きになると一緒になりたい二人溶けてぐちゃぐちゃに混ざってわけわかんなくなっ
ちゃいたいとか思ってしまうけど、二人が本当に融合したりしたら孤独だろうなあ。

今日はお盆だったのでお寺に行ったんですが、いつもの「執着するな」という教えが掲げて
ありました。いつも一理あるなと思いながら、でもなんてつまらないことだ、とも思う。
死ぬ、って思ったときにみんな捨てることにして、それまでは欲しがっていようかな。
でもきっと死ぬ間際になれば「死にたくない」とか言うんだろう。

もう、素直じゃないんだから☆



| 椿六花 | 散文 | 02:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
あぁあ



8月12日
具合が悪いのでかかりつけの病院に行った。

「駅で特急電車が通過するのを見ていると飛び込みそうな気がするんです」

先生は「人間は速いものを見ていると吸い込まれそうな感覚がするものです」
と言って、もう来週からは来なくていいと言った。


8月13日
やっぱり特急電車を見ていると自分が飛び込むイメージが浮かぶ
これは妄想なのかな


8月15日
たくさんの黒い人が赤い空に向けて必死に手を伸ばしている
みんながあんまり泣いたから、わたしは海に溺れてしまった。


8月20日
ごはんを食べていない気がする
冷蔵庫の中に豚肉があった気がする


8月23日
どうしよう
駅への行き方を忘れてしまった


8月26日
どうして先生はおくすりをくれなかったんだろう
おくすり
おくすりいらない
あたまがぼー とする


8月27日
どうしても思い出せないことがある
頭の右端に真っ黒い穴が開いている気がする
でんしゃが恋しい


8月†8日
お人形を並べてたのは本当にわたしの手だったよね
わたし何か勘違いしている
首がいたい
おかあさんにあいたい


8月+9日
かおをわすれた


8月31日


8月32日


8月34にち






| 椿六花 | イラスト | 06:33 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
立秋過ぎて




早くほんとに秋にならないでしょうか。

この秋はどんなに周りにつっこまれても気にせず人の2倍は半襟を出して
着物を着るんだ!


おいらんとか!
芸者とか言われても!

気にしない!



着る着物に興味を持ったのは結局椎名林檎好きからなんですが、
今でもやっぱり林檎ちゃんの着方は素敵だなあと思います。
すごく古風なんだけど、そこがイイ!


| 椿六花 | イラスト | 06:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
終末妄想
たくさん生まれて
たくさん死んで

わかったり
わすれたり

生み出したり
滅ぼしたり

いつか見る終わりを恐怖したり
あるいは夢想しながら

最後のひとりになるために

わたくしたちは生きているのではないかと


燃え尽きた惑星の光を
今となってこの瞳に見る

夏の夜



最後のひとりは
わたくしたちの結末


その頃には
貴方とわたくしも
誰にも知られぬ歴史となって
きっとひとつになれるでしょう


いつか原始のひとつへ戻るのだから
わたくしはただ
きちんと消えていくだけです
| 椿六花 | 散文 | 02:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
桃色ぢごく







をんなにうまれて
をんなにそだてば

桃色ぢごくに堕ちる羽目

をんなをあいして
をんなをほこれば

桃色ぢごくに堕ちる羽目


燃えるほほ 

燃える手を


もてあましたる朧夜の


熱さに揺蕩う黒髪よ


をんなにうまれて
をんなにそだつは

生きて無常のぢごくなり












ああんもうマンソンが日本に来るのにまず仕事で行けないかもしれないなんて
ブライアンセッツァーの悲劇をもう繰り返したくはないけど
どうしてもマンソンが観たい観たい

V-ROCKの時は「いいやー」って思ったけど単独とかまぢでありえん

最近はもうマンソンがいないと生きていけないくらいになってしまったので
ipodのムービーにはマンソンのPVしか入っていないわけで
通勤 休憩 暇つぶし 就寝時とずっと見てないと手がぶるぶるするよ

まりちゃんが好きだよおーおぉぉ!!!!!!!!!!!!!!

マンソンもヒースジョーカーも歌舞伎もみんな白塗りだよお

どうしようわたしは白塗りフェチかもしれない
| 椿六花 | イラスト | 01:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
幼虫
 




白い光と石けんの香り
母の手のぬくもりに
じぶんはこの世のたからだと

そう教わって生きてまいりました

おとなになって世間を見れば
そんざいの希薄さに
消える勇気ももてぬまま

こうしてひとり 四畳半


夕闇にあなたの靴音を聞き
あなたの寝顔だけをたよりに
膨張し行く情念の醜さを
ただ白いだけの肌に隠しつつ

ひたすらに夜明けを否定して居る


世間には この身を縛る縄もなく
あなたのように生きる肉体には
果てるさだめの狂おしさ

生きて朽ちる 花ならば
いっそ食らって仕舞いにしたい


未来など 諸行無常の成れの果て
この世のたからよ まやかしよ

母の手の 記憶薄れし この脳に

夜明けの光は辛すぎる



| 椿六花 | イラスト | 18:34 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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