い ろ な ぶ り

tsubaki rocka
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花一輪
肉の削げた頬と 燻らす煙草の煙と
往き交う人の姿追う瞳 あどけない頬杖
探りきれない生活と 眼前に広がる夢

手を伸ばせば 掴める
いえ 勘違い
細い指先は
世界の全てに触れうる感性
この世の全てを憂う 現の権化

花一輪では持て余す

それでも花は 咲いていましょう
時には開きかけの蕾となって
その指先に暴かれましょう
時にはただ首をもたげて
香りを風に任せましょう

そっと抱いた心を 言葉を
他の誰にも穢されませんよう
疲れた身体を小突き回すような生活に
その背中が傷付き倒れてしまいませんよう

花は ただじっと咲いております
うつろう季節を愉しみながら
時に こっそり姿態を変えながら
花はただ じっと咲いております


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明日から一週間、ちょっと身体のメンテナンスに出かけます。
詩や日記をメインに更新できればと思います。


まだまだ暑さは続くようですが、もう凛とした冬の空気を思って、
わくわく胸躍らせる旅立ちです。







| 椿六花 | 散文 | 03:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
待ち人






広いせなかのあのひとは
強いうで 長いあし
暖かなむねと 熱いくちびる
こよいわたしを抱くでしょか

うぶな恋 いえ おとなのからだ
大事だいじと 触れずにいれば
とっておけないこの肌は
月夜のやみにほどけ散る

ねえ そしたら 貴方
深い闇夜のその内に
千切れたわたしを 探してね
幾千の星 みな かき集め
かわいいわたしを想ってね

いなくなったら困るでしょ
柔らかいはだ 小さなて
潤むひとみと 熱いくちびる
こころのありかへ触れてみて



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しばらくぶりの更新になってしまいました。
この夏はなんだかとっても心の動く季節で、これからもうひと勝負あるのですが、
今は嵐の前の静けさ、ちょっと落ち着いている時です。

食べる、暮らすってどういうことだろう。
仕事ってなんだろう。
恋や愛ってなんだろう。
青年期らしい悩みに翻弄されて、失い、得て、また失い、今は少し落ち着きました。

捨てられるものを探していました。
脱がないといけないものが多いように感じていました。
将来への漠然とした不安、それもほんの些細なもの。でも気付けばそれが大きな
絶望となっていました。希望を無くして自暴自棄になっていました。
自分で決めることができなくなっていました。


ひとりで生きてはいなかったこと、とてもとても感じます。
一緒に生きることの嬉しさと楽しみを、心の底から感じます。



穏やかなわたしもいいかもしれません。





 
| 椿六花 | イラスト | 01:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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